当院では、患者様に安全で質の高い検査を受けていただくため、検査に使用するお薬(造影剤)の変更および「適応外使用」についてご案内しております。
1. なぜ本来とは異なる使い方(適応外使用)をするのですか?
これまで当院の胃や腸の検査(消化管造影検査)や、飲み込みの働きを調べる検査(嚥下機能検査)では、「ガストログラフィン®」というお薬を使用していました。
しかし現在、製薬メーカーからの出荷が制限されており、全国的に手配が難しい状態が続いています。そのため当院では、十分な安全性を考慮した上で、代わりのお薬として「イオパミドール 370「F」」を使用して検査を行います。
「適応外使用」とは?
本来は血管の検査用として承認されているお薬を、十分な科学的根拠や安全性確認のもとに、胃や腸の検査へ利用することを指します。
2. 対象となる方および実施期間
- 対象となる医療行為:胃や腸などの消化管造影検査、飲み込みの働きを調べる嚥下機能検査を受ける患者様能検査を行う患者様
- 実施期間:「ガストログラフィン®」の限定出荷が解除され、安定出荷が再開されるまで
3. 投与方法および期待される効果
- 投与方法:「ガストログラフィン®」の添付文書に記載された用法・用量と同量、または担当医が検査内容や患者様の状態に応じて適切な濃度に調整したうえで、経口または消化管内に投与します。検査中および検査後も患者様の状態を十分に観察し、安全に配慮して実施いたします。
- 期待される効果:病態の診断や適切な治療方針の決定に役立つ有用な画像を得ることができます。
4. 安全性・有効性について
- 組織への刺激が少ない造影剤です:【イオパミドール 370「F」】はイオン性ヨード造影剤であり、組織への刺激が少ないことが知られています。海外では消化管穿孔が疑われる症例などに対する水溶性造影剤として使用実績があり、有効性および安全性が報告されています。
- 誤嚥時のリスク軽減が期待できます:検査中に誤って気道へ流入した場合(誤嚥)でも、肺炎などの重篤な合併症を起こしにくいとされています。また、嚥下造影検査における低浸透圧性非イオン性ヨード造影剤の有効性および安全性についても報告されています。
5. 副作用および注意事項
発現頻度は低いとされていますが、まれに副作用が生じることがあります。
- 主な副作用:下痢、吐き気、発疹、かゆみ、じんましんなど
- まれな重篤な副作用:血圧低下、呼吸困難、アナフィラキシーショックなど
- 当院の対応:副作用発現時に速やかに対応できる体制のもとで使用しております。万が一、気分不良や副作用が生じた場合には直ちに適切な医療処置を行います。
事前のお申し出のお願い:過去にイオパミドールで副作用が出たことがある方は、必ず担当医へお申し出ください。
6. 同意の撤回および費用負担
- 同意の撤回:本検査への同意はいつでも撤回することができます。撤回をご希望の場合はお申し出ください。
- 費用負担:本剤を使用した検査は保険診療の適応外となりますが、患者様の費用負担に関しては保険診療と同等に扱います。
7. お問い合わせ先
本検査に関するご質問やご不明な点がございましたら、下記までお問い合わせください。
千葉西総合病院 各診療科担当医
- 住所:〒270-2251 千葉県松戸市金ヶ作 107-1
- 電話番号:047-384-8111(代表)




