専門医療センター

ロボット・低侵襲心臓手術センター

”低浸襲手術”とは“からだにやさしい、身体への負担が少ない手術”のこと。従来の心臓手術は、胸骨(=胸の真ん中にある肋骨を一つに束ねている骨)を切開する「胸骨正中切開法」で行われます。それに加えて、人工心肺装置を用いて心臓の拍動を停止させます。いずれも身体への負担は決して軽いとは言えません。

近年、心臓手術においても低侵襲化は急速に進展しており、数多くの心臓の病気に対して究極の低侵襲手術といえるロボット心臓手術が行われるようになっています。

当センターでは心臓弁膜症(僧帽弁、三尖弁、大動脈弁)、また狭心症に代表される冠状動脈疾患に対してロボット心臓手術を実施しています。旧来の低侵襲心臓手術(MICS)である内視鏡手術と比べて、より一層身体への負担が軽いことが特徴と言えます。当院では手術支援ロボットを3台保有しておりますが、心臓手術では、最新世代の手術支援ロボットであるdaVinci5(ダビンチ5)を専用で使用し、クオリティの高い手術を実現しています。

当院では2026年7月現在で累計2,000件を超える低侵襲心臓手術を実施しています。(2014年1月~2026年7月)また、そのうちロボット心臓手術は累計936件(2017年1月~2025年12月)と国内でも有数の実績を有します。当センターはこの豊富な経験に基づく、安心して受けていただけるロボット心臓手術、低侵襲心臓手術を通じて、これからも地域に貢献して参る所存です。

ロボット・低侵襲心臓手術センター長 中村 喜次

当センターが手掛ける主な術式

心臓弁膜症

  • ロボット支援下弁形成術 (対象となる疾患:僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症ほか)
  • ロボット支援下弁置換術 (対象となる疾患:大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症ほか)
  • 胸腔鏡下弁形成術 (対象となる疾患:僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症ほか)
  • 胸腔鏡下弁置換術 (対象となる疾患:大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症ほか)

虚血性心疾患

  • ロボット支援下冠動脈バイパス術(対象となる疾患:狭心症、心筋梗塞)

心房細動(不整脈)

  • 内視鏡下心房細動手術(ウルフ・オオツカ法)

その他

  • ロボット支援下心臓腫瘍摘出術(対象となる疾患:心臓粘液腫などの良性心臓腫瘍)
  • ロボット支援下心房中隔欠損閉鎖術(対象となる疾患:心房中隔欠損症(ASD))

低侵襲心臓手術に関するお問い合わせ

どういう方がこの手術に向いているのか、いつ頃手術できるのかなど、ロボット手術・MICS手術に関してお話を聞きたい方、手術を希望される方はお気軽にご相談ください。
毎週金曜日午前の心臓血管外科中村喜次の外来を受診いただくか、無料メール相談をご利用ください。

国内留学修了者の体験談を読む