放射線治療科

食べ物が飲み込みにくい

がんによって、食べ物が通りにくい、飲み込みにくい、のどにつかえる、といった症状が出ることがあります。食道がん、頭頸部がん、首や胸のリンパ節による圧迫などで、このような症状がみられることがあります。

放射線治療は、症状の原因となっている病変に放射線をあて、腫瘍による圧迫や通過障害を和らげる目的で行うことがあります。治療の目的は、食事を少しでもとりやすくすること、つかえ感を軽くすること、生活の負担を減らすことです。

このようなご相談に対応しています

  • 食べ物がのどや胸でつかえる感じがある
  • 飲み込みにくさがあり、食事量が減っている
  • 食道がんや頭頸部がんで放射線治療をすすめられている
  • 腫瘍による圧迫や通過障害を和らげたい
  • 短い回数で症状を和らげる治療について知りたい
  • 治療中の痛みや食事、栄養について相談したい

症状に対して放射線治療を行う理由

食べ物が通りにくい、飲み込みにくい症状は、がんそのものによる通過障害や圧迫によって起こることがあります。放射線治療は、原因となっている病変に放射線をあて、腫瘍による圧迫やつかえ感を和らげる目的で行うことがあります。

治療の目的は患者さんごとに異なります。根治を目指す治療の一部として行う場合もあれば、食事を少しでもとりやすくし、生活の負担を軽くする目的で行う場合もあります。症状の原因、がんの場所、全身状態、薬物療法の予定などを確認しながら方針を決めます。

診察から治療までの流れ

初診では、飲み込みの症状の詳細、食事量、体重変化、画像検査、これまでの治療内容を確認し、治療の目的や副作用について説明します。治療を受けることになった場合、治療用のCTの撮影日程を決めます。治療用のCTを撮影後に、治療部位の決定などを行い、数日後から治療を開始します。 症状の改善を目的とした治療では、治療回数や期間は、照射する部位や治療方針によって様々です。1回の照射は10分程度で、痛みや熱さはありません。放射線治療は、多くの場合、通院で行います。治療中は定期的に診察を行い、皮膚の状態や体調を確認しながら進めます。

治療中に起こる症状について

放射線治療中には、照射した部位に炎症が起こり、一時的に飲み込みにくさや痛みが強くなることがあります。食道やのどを照射する場合は、食べ物がしみる、胸やのどが痛い、飲み込みにくい、といった症状が出ることがあります。症状を確認しながら、痛み止め、食事内容の工夫、栄養管理などを組み合わせて対応します。食事量が減っている場合や体重減少が続いている場合は、早めにご相談ください。

早めの相談が必要な症状

水分もとれない、急に飲み込みにくくなった、息苦しさがある、むせ込みが強い、体重減少が続いている場合は、早めの対応が必要です。まずは主治医にご相談ください。

関連するページ

症状の原因や治療目的によって、関連するページもあわせてご参照ください。

頭頸部がんの放射線治療

のど・口・首のがんに対する治療や、飲み込みにくさ、痛みなどの症状について説明しています。

再発や転移によるつらい症状への放射線治療

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お問合せ・ご相談について

患者様

放射線治療の適応を判断するためには、現在の病状、これまでの治療内容、検査画像などの詳しい情報が必要です。そのため、当科の受診は原則として、現在診療を受けている医療機関の医師からの紹介による予約制としています。受診をご希望の場合は、まず現在の担当医にご相談ください。

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この記事について

実際の治療方針は、病状や検査結果、全身状態などによって異なります。詳しくは、主治医または放射線治療科でご相談ください。

参考にした主な情報
  • 日本放射線腫瘍学会放射線治療ガイドライン

執筆・監修医師

藤 浩(ふじ ひろし)
千葉西総合病院 放射線治療科
日本医学放射線学会認定 放射線治療専門医

最終更新日:2026年7月28日