日々の健康に寄り添う
千葉西WEBマガジン
TRIANGLE online

新着記事

くわしい人に聞いてみた
長く飲み続ける薬、本当にこのままで大丈夫?
2025.10.27
A. メリットとリスクを理解して正しく服用を Q. 慢性的な病気があって、長い期間決まったお薬を飲み続けています。このまま飲み続けていても良いのか不安になるのですが、どうしたらよいでしょうか? 薬には大きく分けて2種類あります。診察を受けて医師から処方されるものとセルフメディケーションとしてご自身で薬局・薬店で購入するものです。診察を受けて処方された薬は高血圧や血糖値、脳梗塞予防など医学的に必要があって処方されたもので、飲むのを止めると“大丈夫じゃないこと”が起きる可能性があります。診察を定期的に受けていれば副作用についても、その可能性にいち早く気づくことが可能です。一方、セルフメディケーションで購入する薬は処方無しで買えることから、副作用は起きないと思われがちですが、一般的な解熱鎮痛剤や漢方薬でも、全ての医薬品には副作用の可能性があります。 つまり「服薬によって病状が良くなる(悪化を防ぐ)というメリット」と「副作用が起きてしまうリスク」を天秤にかけて、どちらが大切かを判断することが重要です。肝心なのは服用を続けるうえで具体的な体調不良などあれば早目にご相談をいただくこと。 クスリはリスクにもなりますが、正しく使うことで、病気と闘う強力な武器になります。病院では副作用について予見し対策を取る事が可能です。ご不安があれば、まずは私たち医療スタッフにご相談ください。