お知らせ

病院長より新年のご挨拶

患者様
2025.01.04
新年あけましておめでとうございます。
皆様、健やかに新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。

昨年は長かったコロナ禍も落ち着き、アフターコロナの体制構築を図る一年となりました。6月には第二別館R棟が竣工、オープンしました。リハビリテーション(Rehabilitation)と放射線学(Radiology)に共通する頭文字「R」から命名されたR棟には、回復期リハビリテーション病棟(60床)と放射線治療装置TRUEBEAM、最新の検査機器であるPET/CT、SPECT/CTが入りました。これにより脳卒中や股関節手術後の患者様へ急性期を脱して以降のフォローを行えるようになりました。また、今後、地域において患者数の増加が確実である各種がんに対する備えを万全のものとしました。

以前より当院が強みとする心臓の分野では、心臓の冠動脈カテーテル(PCI)件数が過去最高の症例数となり、3,327名の患者さんに対し、3,575件のPCIを施行することができました。この症例数は全国一であるのみならず、世界のトップ病院に匹敵するものです。また桃原哲也医師が循環器科主任部長として赴任され、得意とする弁膜症のカテーテル治療が比較的に増加しました。また今年度は、不整脈のアブレーション治療を専門とする全国的にも有名な医師の入職も予定しており、この分野でも全国指折りの施設になるものと考えています。心臓血管外科においても、手術件数1,000件を越えて、全国的に上位一桁の数となり、その約70%が開心術です。特にロボットを用いた小切開心臓手術は、全国一、二位を争う症例数を誇ります。

医師体制がより一層充実するに伴い、心臓病のあらゆる分野において、全方位隙のない診療体制が確立されました。産婦人科、消化器内科、泌尿器科、内科、小児科等の診療科においても、着実に診療体制の増強を図りました。おかげさまで、より多くの方々に、高度かつ安心いただける医療を提供できたと確信しております。

本年も、患者様一人ひとりに寄り添い、当院の使命を果たして参る所存です。地域の皆様とともに、さらなる健康で豊かな生活の実現を目指し、職員一同尽力してまいります。
本年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

千葉西総合病院 病院長
三角和雄