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院長・診療部長からのメッセージ

最初の2年間で
どのような医師になるか決まる
院長
三角 和雄
私自身の12年間に及ぶ米国での経験と現在の日本の医療環境から、次の3つの条件が研修病院の必須条件と考えている。
①症例の数、質とも十分で、かつ指導医が充実していること。指導医には質の高さも要求される。厚生労働省の研修指定病院や日本内科学会が認定する専門研修基幹病院などであれば、この条件は自動的に満たされる。②研修終了時、スタッフとして病院に残れる可能性があること。そうでなければ、就職先をまた自分で探さなくてはならない。③病院の経営が安定し、研修医の地位、待遇も安定していること。病院が経営危機に瀕していたり、研修医が生活のために平日外でアルバイトをするようでは、まともな研修が確立されるはずがない。
「鉄は熱いうちに打て」と言う。医師になってからの1~2年間で、どのような医師になるかが決まる。良き臨床医となって世の中の役に立てるか、自ら満足できる技術、態度を身につけられるかは、すべて最初の研修内容に左右されることを銘記していただきたい。
  • 圧倒的な症例数と症例のバリエーションに対応
    院長補佐・内科部長

    プログラム責任者
    宮本 憲一
    千葉西総合病院は救急患者を断らない診療、および全人的医療の実践を理念として、地域の医療を支えています。そして先進的医療に貪欲に取り組みつつも、奄美大島群島や沖縄離島の病院とも連携して、医師としてだけではなく人として卓越した医療者を育てていきます。680床という超規模病院であるだけではなく平均在院日数9日台、年間救急車搬入数10000台超と身のこなしは軽く、圧倒的な症例数と症例バリエーションに対応しています。そこには日々学ぶべき事象がちりばめられており、まさに実体験できる劇場といえるでしょう。当院で2年間の研修を終えたとき、絶対の自信と本当の自分の姿がおぼろながらでも見えてくると信じています。共に頑張りましょう。
  • 世界に通用する医師を育成する
    内科部長

    八重樫 牧人
    現代の医療は患者さん達や先人たちの研究や発見の積み重ねで成り立っています。その情報を取捨選択し患者さんの価値観にあった最良の医療を提供できるようになるには、鍛錬とサポートが必要です。私は米国内科・呼吸器内科・集中治療専門医として日本に戻り、前職である亀田総合病院・総合内科では部長として8年間連続してベスト教育診療科を受賞しました。その教育力をフルに使い、朝回診・ベッドサイド回診・症例相談に加え、Alan瓦井Lefor自治医科大学名誉教授とインタラクティブなレクチャーを毎週複数回行い研修医の成長をサポートしています。豊富な症例からフルに学び、世界標準の医療が提供できる医師を目指す方は是非門戸を叩いて頂ければ幸いです。
  • 循環器領域で日本トップクラス
    循環器内科
    心臓病センター長
    三角 和雄
    心カテーテル治療では年間3000件以上と日本一の症例数を挙げています。それを支えるのが約20人によるチーム医療体制です。石灰化した病変を砕くロータブレーターや、血栓を蒸散させるエキシマレーザー、大動脈弁狭窄症を開胸せずに治療できるTAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術)などの先進機器・治療をいち早く取り入れています。不整脈治療にも力を入れ、実績ある医師が在籍しています。こうした国内トップクラスの循環器内科で1年次からカテーテルの手技など様々な研修を行うことができます。
  • 低侵襲心臓手術を積極的に実施
    心臓血管外科
    心臓血管外科主任部長
    中村 喜次
    体への負担を抑えた手術を積極的に取り入れています。冠動脈バイパス術と弁膜症への弁置換・弁形成術のほとんどで、わきの下を5センチ程度切るだけで済むMICS(低侵襲心臓手術)が可能。ダヴィンチXiによるロボット支援手術も新しく開始しました。開胸・開腹せず、血管内から腹部・胸部大動脈瘤を治療できるステントグラフトも早くから開始し、累計1000件を達成しています。国内トップレベルの手術数で医学生見学でも人気急上昇です。
  • コモンディジーズから重症例まで
    小児科
    副院長・小児科主任部長
    金 鍾栄
    外来だけではなく、入院を要する重症例も診ることが多く、子供とそのご家族にも寄り添う診療を心がけています。疾患治療に加え、カウンセラーによる精神的な支援、リハビリスタッフによる発達支援なども提供。時間外診療も受け入れており、年間を通して多くの患者を受け入れています。
  • 多くの手術を腹腔鏡で実施
    ダヴィンチXiの導入も
    外科
    外科主任部長
    緒方 賢司
    消化器がん全般を院内で治療可能です。特に難度の高い肝がん、膵がん、胆管・胆のうがんの手術も積極的に実施。肝がん手術ではICG蛍光法を用いた腹腔鏡下肝手術で精度を高めています。腹腔鏡下手術に力を入れているのも特徴で、とりわけ胃がんでは手術の80%、大腸がんではほぼ全例に適応させています。直腸がんに対してはダヴィンチXiによるロボット支援手術も新しく導入しました。大腸がん、胃がんなどの手術件数は国内上位。1年次から術者も担当でき、研修を積極的に行うことができます。
  • ESD、内視鏡検査、
    両方の症例が豊富
    消化器内科
    消化器内科部長
    梅木 清孝
    ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を年間100例以上実施しています。広く行われる胃・大腸・食道だけでなく、実施施設が国内において数少ない十二指腸の病変までESDによる切除に臨んでいます。内視鏡検査の症例も多く、胃・大腸・食道に加え、微小膵がんの発見も可能な最新の超音波内視鏡などを用いた胆のう・胆管、膵臓の診断まで行っています。
  • 開頭手術と脳血管内治療、
    両方で多数の実績
    脳神経外科
    脳神経外科主任部長
    熊井 潤一郎
    脳卒中の治療に力を入れ、他院とともに「松戸脳卒中ネットワーク」を立ち上げています。治療面では、脳神経外科専門医と脳血管内治療専門医が在籍し、開頭手術と脳血管内治療の両方が可能です。さらに、脳疾患に対する開頭手術や、頸動脈狭窄症へのステント留置術及び外科手術も積極的に行います。SCU(脳卒中ケアユニット)の28床という規模も国内トップクラスです。
  • ロボット手術だけじゃない
    多彩な診療内容
    泌尿器科
    泌尿器科部長
    羽田 圭佑
    泌尿器科は尿路、生殖器を扱う外科系科ですが、内科的なアプローチも必須となる面白い診療科です。ロボット手術が最も早期に導入され、普及しているのは泌尿器科であり、当科でも年間平均で100件を超える件数を実施しています。がん、尿路結石、排尿機能、腎不全、女性泌尿器など専門領域は多岐にわたり、必ず有益な研修を行っていただけるものと思います。
  • 産科と婦人科、
    全く異なる領域を同時に体験できます
    産婦人科
    産婦人科部長
    幸本 康雄
    産科では生命の誕生の瞬間に立ち会い、同時に緊急帝王切開や分娩後の大量出血など急変への対応を学ぶことができます。婦人科では主に腹腔鏡下手術に力を入れており、閉経前女性の子宮筋腫や卵巣嚢腫の手術から、高齢者に多い骨盤臓器脱手術まで幅広い年齢層を対象とした診療を行っております。これら異なる分野の診療を同時に学べるのが産婦人科の最大の魅力です。