メディカルツーリズム

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大動脈センター

2010年の大動脈瘤手術件数は計325例(胸部214例、胸腹部16例、腹部95例)でした。

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大動脈瘤が心配な方へ(2)

(1)では、大動脈瘤についての認識を新たにして頂くようお願い申し上げることに重きを置きました。今回は、大動脈瘤を見つけるための検査について述べたいと存じます。

前回、大動脈瘤の見つかり方は、“別件逮捕”が圧倒的に多い、と申しました。いわば、受動的に“見つけられる”、ということが多いのですが、そうやって見つかった後、どのように詳しく調べるかということについて述べます。そのための検査は、大動脈瘤を能動的に“見つける”ためにも必要かつ十分なものであることは、言うまでもありません。

主役は、断層撮影ですが、別名“CT”と呼ばれるものです。この検査には、腕に点滴して薬を流しながら行うものと、点滴無しで行うものとがありますが、どちらも、狭いベッドに横たわるだけで、しかも、数十秒から、数分で終了します。実際に、検査の機械が動いて撮影している時間は、ほんの数秒です。検査終了後、2,3分すれば、画像フィルムを見ることができ、その場で評価することができるのです。おなかや胸の超音波検査と同じくらい“優しい”検査であると言えましょう。当院のCTは特に、時間が短くて済み、さらに精度が高い、“より優しい”検査方であると言えます。

ただ、この造影剤検査には欠点があります。この薬を流すと、体中が“ポーっと熱く”なるのです。すぐに収まりますが、皆さん、“不思議な感じ”とおっしゃいます。この薬は、腎臓の悪い方には良くありませんが、僧でない方には、ほとんど無害です。もう一点は、ごく稀に、本当に滅多にはありませんが、アレルギー反応を起こす方があることです。しかし、それは、検査前の問診で未然に防ぐことができますので心配無用です。では、アレルギー体質の方はどうするのかと申しますと、造影剤を使わずに、しかも、同等に精度の高い機械がございまして、それを使います。これは、“MRI”と呼ばれるものですが、欠点は、CT程短時間でできないということでしょう。約15分から20分かかります。ですから、緊急検査には不向きですね。大抵の場合は、CTで事足りるのです。そうです、大動脈瘤はCTだけで、ほぼ100%、診断可能なのです。

こうして、CTにより、大動脈瘤があるとわかったら、次に大切なのは、その場所、性状、大きさです。これにより、その時点で手術しないでいいかどうかが決められるのです。ほんの数分で、治療方針が決められるのです。ですから、緊急の場合には、特に重宝しますね。

このように、大動脈瘤は、その気になれば、すぐに見つけられるのです。そして、その場で、正しい治療が始められるのです。正しい治療というのは、何も手術だけではありません。その時点で、手術の必要がなくても、将来必要になる可能性があると、本人や家族に正しく伝えなければいけません。できることならずっと手術せずに済めばそれに越したことはありませんね。ですからそのための内科的治療、主に、血圧コントロール(高血圧の方が圧倒的に多いのです。)を始め、継続することの重要性についても話さなければなりません。

診断がついたら、次には、薬の治療にせよ、手術にせよ、大動脈瘤はなぜ治療が必要かということを、御理解頂くことが最も大切なのです。次回は、このことについて、述べるつもりでおります。

検査だけでなく、どのようなことでも構いませんので、まず、連絡下さい。皆様自身や大切な方の体を守るためのお手伝いを是非させて下さい。連絡をお待ち申し上げます。

(3)に続く

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電話番号:047-384-8111(代表)
(電話交換手より大動脈センターへお繋ぎ致します)

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大動脈センター 市原 哲也