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大動脈瘤があると言われている方、あるいは
知人、家族の大動脈瘤のことが心配な方へ(15)
心臓血管外科部長 市原 哲也
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「大動脈瘤の手術は、何歳まで可能なのでしょうか?」「82歳ということで手術を断られましたが、無理なのですか?」などという質問をよく受けます。大動脈瘤に限らず、弁やバイパスでも、「80歳を越えた方はやらないよ。」という施設は多々ございます。
年齢制限を設け、割り切って話しをすることも時には必要なのでしょうが、私どもにはそれができないでいます。理由は、年齢だけで生活の質は決まらないからです。生活の質、英語ではquality of life、略してQOLと言うのだそうですが、これは人それぞれで、年齢だけで決まるのではないことは容易に納得されると思います。85歳ながら理事として会社の経営に頭を使い、まだまだ頼りにされている方や、80歳の夫婦で社交ダンスを楽しみ、度々旅行におでかけになるなど、こういう方々が増えて参りました。ともすると、私などより溌剌として、姿勢も宜しいという方にお会いすることもございます。こういう方々に対して、「あなたは80歳を越えておいでなので手術はできません。」とは申せません。
と申しますと、「じゃ、そういう元気な方じゃなきゃ、手術はしないのか?」という質問が出て来そうですね。答えは「いや、元気じゃなくてもやるよ。」です。本人に、病気に打ち勝ちもっと長生きしたいという気力があれば充分です。本人にその気があっても、家族が「いや、そんな危険を冒してまで手術する必要はないよ。」とおっしゃる場合があり、何とも複雑な心境に陥ることもございますが、基本的には本人の意思さえ確認できれば手術を致します。
他の合併症、例えば、脳卒中のため寝たきりで、腎不全もあり、どう見ても手術した方が寿命を短くすると判断できる場合には、その旨話し手術を見合すこともございます。が、高齢だから手術しない、ということはございません。
どのようなことでも結構ですので、連絡下さい。何らかのお手伝いができれば幸いです。
連絡をお待ち申し上げます。
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連絡先
千葉西総合病院代表
047-384-8111
大動脈センター 市原哲也
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